バーベキュー：るみらくる：SSブログ

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担当している3クラスのうちの一つ（取りあえずFクラスとします）でのことです。

先週から「先生、食事に行きませんか」とよく聞いてきました。

「食事ですか？」

（うーん

学生たちと個人的なのはダメだしなぁ）

楽しそうだけど、[忙しいです]とか[お金がありません]とか言っていました。

そして、話が具体化したのでしょうか、昨日は

「バーベキューは好きですか？お金の心配はしなくていいです」と。

（必要な文法は覚えるのね

と感心しながら）

お金の心配をしないわけにはいけないので

「残念ですが・・」でスルーして

授業を始めました。

しかし、この企画を進めている学生の周辺が、

明らかにバーベキューの話しで盛り上がっています。

日本語で話してください、もう少し小さい声で話してください・・

注意した数分はいいのですが、もう私の声にかぶってきて

私の注意も聞こえないようでした

。。。バーベキューの企画は楽しいよね、でも授業が終わってからしようよ

　　　授業中、こんなに盛り上がってどうするの？私は怖くないのよね

。。。

「分かりました。日本語の勉強をしませんね。先生は要らないですね。

自分で勉強してください。」と教室を出ました。

他の先生方には、余りにもひどいお喋りをする学生は廊下に出してくださいと

言われるのですが、私は学生を出すことができないので自分が出ました。

（初めて出ました）

ちょっと１周して直ぐ戻るつもりでした。収拾がつかないお喋りの切り替え時間です。

すると、足音がして「先生！待ってください」

喋っていた学生ではありませんでした。

このクラスには殆どが高校を出てからの学生が多いのですが

男性２名、女性２名、大学出身の学生がいます。

そのうちの一人、男子学生でした。

誰かが追ってくると思っても（期待しても）いないので正直びっくりしました。

「先生、戻ってください。お願いします。」

（いやいや、勿論戻るつもりです・・心の声）

「彼らにもう一度チャンスをください。そして、今度また、お喋りがひどかったら

私が何とかします」

ありがとうございます

クラスの中のお兄さんとしての責任感なのか何なのか、理由は分かりませんが

追っかけてきてくれて、しかもこんな素敵な日本語を真剣な顔でいう姿に

心を打たれないわけがありません。

教室に戻ってから、何もなかったように始まりました。

ワイワイガヤガヤはありません。

少し違うかなと思ったのは、

私が言わなくても間違いを赤ペンでチェックしていたところです。

（やればできるじゃん！）

今日は雨